MSFS2020 シーナリー製作 まとめ
こんばんは。シーナリー作りが楽しくてめずらしく張り切っている鯖王です。
今日からMSFSのシーナリー製作について、備忘も兼ねて情報をまとめていきたいと思います。と言っても私も初めてなので、この投稿は後日の投稿をリンクするなどの目的で継続的に更新していく予定です。
私自身、シーナリーの作り方について調べても、なかなかズバリという情報に行き当たらないと感じていますので、微力ながら皆さんの参考になれば幸いです。
また、内容に不備等ありましたら、是非コメント等でお知らせいただければと思います。
続きを読む北広島より愛をこめて
すっかり投稿をサボっていた不肖ワタクシですが、色々と思うところあって、シーナリー作りに取りかかっております。
こちらの動画は雑にしか編集していないのでリンクからのみの限定公開でアップしていますが、私が作りかけの施設が見つけられますか?
そう。不肖ワタクシ、この施設のシーナリーがほしくてあちこち探し回っても見つけられず、遂に「じゃー作るか…」と一昨日の夜から重い腰を上げ、初めてのシーナリー制作に挑戦し始めました。
如何せん初めてのことばかりで、先人の方の動画を拝見したり、ドキュメントを読んだりしながらで、時間がかかりそうです…
ちなみに、昨日練習で作った北海道100年記念塔は、他の方が作ったちゃんとしたシーナリーを見つけたので、廃盤にしちゃいました(笑)
北海道ボールパークのシーナリーも、「ここにあるよ」情報があったら是非教えてください。作るのやめると思います(笑)
【問題解消(第一報)】VRの視界の下の方に境目ができて明るくなったりピンクになる
この問題、原因が特定できなかったので、私だけに起きている可能性も捨てきれず何も発信していなかったのですが、MSFSの公式フォーラムで複数回スレッドが立っていたようです。
今回は問題解決(ぽい)の第一報なので、結論だけ書きます。
Oculusアプリのデバイス設定でグラフィック設定をいじってください。
私はリフレッシュレートを72Hz(推奨値)から80Hzに変更してみました。テストの1時間のフライト中は、問題は発生しませんでした。
なお、公式フォーラムでは72Hzに落とせ、と書いてあったのですが、私は最初から72Hzでそれ以下の設定は無かったのでダメモトで80Hzに上げました。
引き続き様子を見てみます。
Oculus Quest 2 で MSFS の VR を遊ぶまとめ
お久しぶりの投稿ですが、MSFS2020がVRをサポートしました。
私は乗り物に弱くて、仕事でたまに使う東海道新幹線でも酔うので、出張の度に同僚から一周回って強者と呼ばれていたのですが、それでもMSFSがVRをサポートしてしまった以上、黙って見ているわけにはいきません。
HMDについて詳しい方にも相談した結果、今お手頃なHMDと言えば、Oculus Quest 2一択だろうということで、本日酔い止めと一緒に購入して参りました。(Quest 2をおすすめする意図はありません。HMDは機種ごと一長一短がありますので皆さんの価値観でじっくり機種選定してください)
英語も含めまとまった情報があまりなく、飛ぶまでに半日かかりましたので、ひっかかったことを中心にまとめておきます。
続きを読む間違い探し!! ~G1000とリバリーを跨がる小ネタ~ MSFS
これまでもしばしば、Microsoft Flight Simulator 2020のG1000(小型機用グラスコックピット)やリバリー(塗装)について書いていますが、今日は両方に跨がる話です。
MSFSでG1000で飛んだことがあるシムパイロットの皆さんは、色々とおかしなところに気付いていると思いますが、そんな中でもずば抜けてどうでもいいバグ(?)フィクスの話題をお届けします。
まずは間違い探し
以下のふたつの画像を見比べてみてください。視点をぴったり一致させなかったのでノブ等の立体感の違いは無視して、1か所違いがあります。さて、どこでしょう?
わからないという方、こういう作業は脳に良いそうですから、ちょっと頑張って探してみては如何でしょう。(ゆうべ何食べたっけ?…とかも良いらしいですが、私はどちらもイラッとくるので嫌いです)
続きを読むMSFS G1000 リファレンス ~4. 自動操縦~
MSFSでG1000を搭載した飛行機を飛ばすためのリファレンス。連載の4本目は自動操縦です。シムパイロットの皆さんの参考になれば幸いです。
自動操縦自体は特別新しい機能ではありませんので、例によって従来の自動操縦については詳説致しません。
- フライトシミュレータでクラシカルコックピットの飛行機を飛ばせる方が読むことを想定して書いています。用語やクラシカルな計器については詳説しません。
- 記事の内容はMSFS上に再現されたG1000についてのもので、原則としてC172について書いています。実機や他のソフト上のG1000とは異なる部分が多数あります。
- 内容には正確を期しておりますが、正確性については保証致しかねます。誤り等にお気付きの際にはコメント等でお知らせいただけますと幸いです。
- 記事の内容は、娯楽目的のフライトシミュレータでのみお使いください。
目次
G1000のAFCS*1
ご存知の通り、従来から自動操縦には複数のモード(例:高度維持モード、ヘディング維持モード等)があります。モードには、ピッチ(機首の上げ下げ)を制御するためのモードとロール(バンク角)を制御するためのモードがあり、一部を除いて任意の組み合わせで使用できます。
実機のG1000ではアクティブモードとアームド(待機している)モードが古典的なAFCSよりも明確に区別されています。MSFSでは高度維持モードがアームドにできるように実装されているようです。(高度維持がアクティブな状態で高度セレクタを変更してもそれだけでは上昇や下降が始まらないのはそのためです)
従来の自動操縦パネルでは、選択されているモードはボタンが点灯してわかるようになっていました。G1000ではPFDの中央上部2行目にあるAFCSステータスボックスに自動操縦の状態が表示されています。
ボックスの左にはロール制御のモード、右にはピッチ制御のモードが表示されます。緑がアクティブモード、白がアームドモード、中央の枠にはAFCSのステータスが表示されます。
自動操縦の操作は画面の左側のベゼルにある下図のノブとボタンで行います。
APキーを押すと自動操縦のマスタースイッチをオン・オフできます。FDキーはフライトディレクタの表示をオン・オフします。(実機ではAPキーでもフライトディレクタが表示されるようです)
モードの詳細
ピッチを制御するモード
高度を制御するモードと説明した方がピンとくるかも知れませんが、実は高度そのものを制御できるのはALTモードとVNAVモードだけです。ピッチを制御するモードは下表の通りです。
モード | 表示 | 動作 |
---|---|---|
Pitch Hold ピッチ角維持 |
PIT | モード起動時のピッチ角を維持します。維持するピッチ角はNOSE UP/DNキーで変更できます。このモードはデフォルトモードで、以下のいずれのモードもアクティブでない(オフにした)場合にアクティブになります。 |
Altitude Hold 高度維持 |
ALT | 高度セレクタに指定された高度を維持します。高度セレクタはALTノブ(外側が1000ft単位、内側が100ft単位)で変更します。 ALTキーを押すと現在の高度がセレクタに設定され、すぐに高度維持がアクティブになります。また、VSモードかFLCモードで指定高度に到達すると自動的に高度維持がアクティブになります。 高度維持がアクティブな状態で高度セレクタを変更しても、VSモードかFLCモードをアクティブにしないと上昇・下降は始まりません。 |
Vertical Speed 昇降率維持 |
VS | 指定された昇降率を維持します。維持する昇降率はNOSE UP/DNキーで変更できます。VSキーを押すとアクティブになります。 |
Flight Level Change (IAS Hold) 対気速度維持 |
FLC | モード起動時の指示対気速度を維持して上昇または下降します。維持する速度はNOSE UP/DNキーで変更できます。FLCキーを押すとアクティブになります。 ※UP/DNは速度の上げ下げになるため、FLCモードでスロットルを変更せずに降下するにはNOSE UPキーを押します |
Glideslope グライドスロープ |
GS | ILSのグライドスロープに沿って飛行します。APRキーを押すとアクティブになります。 ※ILSを受信していないと1000ft/分で降下を続けてしまうようです |
VNAVモード | VPTH | フライトプランに沿って飛行します。 |
FLCモードはオートスロットルとは異なり、機首の上げ下げで指定速度を維持しようとします。スロットルや高度セレクタと矛盾した速度を指定しても上昇・下降せず、指定速度にもなりません。(例:現在高度よりも高い高度をセレクトし、現在速度よりも高い速度を指定しても、その速度の維持には降下が必要なため動作しません)
これに対し、VSモードは高度セレクタの値に関係なく、指定された昇降率を維持します。(例:現在高度よりも高い高度をセレクトし、VSモードで降下を指定すると、指定された降下率で降下します)
FLCモードは指示対気速度(IAS)を維持するため、高度差の大きい上昇時に失速を予防することができるなどのメリットがあります。VSモードで低高度から高高度へ上昇すると、上昇途中で指定の上昇率を維持できなくなり、失速する場合があります。
ロールを制御するモード
方位(ヘディングあるいはコース)を制御するモードと説明した方がピンとくるかも知れませんが、デフォルトのモードでは方位そのものは制御できません。ロールを制御するモードは下表の通りです。
モード | 表示 | 動作 |
---|---|---|
Roll Hold バンク角維持 |
ROL | ウイングレベル(水平)を維持します。このモードはデフォルトモードで、以下のいずれのモードもアクティブでない(オフにした)場合にアクティブになります。 |
Heading Hold 機首方位維持 |
HDG | 方位セレクタに指定された機首方位を維持します。方位セレクタはHDGノブで変更します。HDGキーを押すとアクティブになります。 HDGノブを押すと、現在の機首方位がセレクタに設定されます。 |
Navigation ナビゲーション |
GPS VOR LOC |
CDIに表示されている飛行コースに沿って飛行します。NAVキーかAPRキーを押すとアクティブになります。 |
Backcourse バックコース維持 |
BC | ローカライザやVORに設定したコースに沿って逆向きに飛行します。BCキーを押すとアクティブになります。 CDIのソースがGPSの場合は逆向きにはなりません。 |
セレクタ表示
各モードで指定されている高度、昇降率、速度、方位は、PFD上に水色で表示され、対応する計器には水色のバグが表示されます。
下図はPFD上の配置に合わせて複数のスクリーンショットを並べたものです。速度(①/FLCモード)、高度(②)、昇降率(③/VSモード)、方位(④)がそれぞれ赤い丸付き数字で示した位置に表示されています。
今後の投稿予定
MSFS2020でG1000を搭載した飛行機を飛ばすためのリファレンス、如何でしたでしょうか。G1000は便利な反面、操作が複雑でとっつきづらく、資料を探すと正確で網羅的なものは量が多くなってしまい読むのが大変でした。
私自身G1000搭載機には少し腰が引けていた時期が長く、必要に駆られて使ってみてカルチャーショックを受けましたので、今回、正確さや網羅性を犠牲にして、簡単に読める量にまとめてみたつもりです。
肝心のフライトプランをグリグリいじる機能については、「簡単に読める」を実現する自信がありませんが、読んでいただけそうな資料が作れましたら、今後は小出しにさせていただこうと思います。
最後に、G1000は便利ですし無論ネガティブな存在ではありませんが、正義という訳でもありません。丸い計器がびっしり並んだ計器盤にはロマンを感じますし、計器と呼べるものがふたつみっつというような飛行機こそロマンの塊という方もいます。皆さんのシムパイロットライフにこの記事が少しだけお役に立てれば幸いです。
*1:自動操縦装置(Automatic Flight Control System)